2026/10/31 17:20
Life Essentials|ART × LIFE
ライフエッセンシャルズ編集部
秋の夕方、部屋の明かりをつける少し前。壁に飾った一枚へ、ふと目が向く時間があります。草間彌生の《Infinity Mirror Rooms》展覧会ポスターは、そんなひとときに、視線を遠くへ連れていってくれる一枚です。
光を「点」から「奥行き」へ眺める
画面の中には、紫や白の小さな光が幾重にも重なっています。ひとつの点を追っていたはずなのに、少し離れると、奥へ続く空間として見えてくる。平らな紙の中に視線の行き先がいくつもあるところに、このポスターの面白さを感じます。
Tateの公式紹介では、鏡の部屋《Infinity Mirrored Room – Filled with the Brilliance of Life》は、2012年にTate Modernで開かれた草間彌生の回顧展のために制作された作品と説明されています。鏡による反射の体験を、ポスターでは一枚の画面として眺める。展示室とは違う距離で、毎日の中に迎える楽しみがあります。
木の家具と、光の色を引き立て合う
今回のインテリア画像では、温かい木のキャビネットと、生成りの壁や布を合わせています。家具や布の色を穏やかにすると、画面の紫色や白い光へ自然と目が向きます。
周りのものを同じ色でそろえる必要はありません。本の背表紙や、小さな器のどこかに、画面と響き合う色がひとつある。その程度のつながりから考えると、いつもの部屋にも取り入れやすくなります。
一枚のまわりに、何も置かない場所をつくる
細かな光が集まる画面だからこそ、周囲の壁には余白を残したい。額のすぐ横まで小物を並べず、植物や器を少し離して置くと、ポスターと家具、それぞれの輪郭をゆっくり眺められます。
飾る高さは、まず普段座る場所から確かめてみる。ソファから眺めるとき、部屋の入口から目に入るとき。いつも過ごす位置に合わせて、一枚との距離を探してみてください。
壁を埋めるために選ぶのではなく、顔を上げたときの小さな発見を選ぶ。光の点をたどる時間が、暮らしの中の短い旅になってくれそうです。
今回のポスター
YAYOI KUSAMA / Infinity Mirror Rooms
Tate美術館の2021年展に関連する展覧会ポスター。画像は飾り方の一例です。販売する商品はポスターのみです。
今回のポスターは、本文末のリンクからご覧いただけます。
参考:Tate公式映像「Yayoi Kusama: Infinity Mirror Rooms at Tate Modern」
https://www.youtube.com/watch?v=bT7i507OnOw
English summary: A quiet wall, warm wood and a little breathing space let the reflected lights of Yayoi Kusama’s exhibition poster become a daily point of discovery.
note版: https://note.com/matchgate829/n/n78d2a17a0d6c
